Hello, Soichiです。
最近、生まれて初めて英文翻訳の仕事をしました。なんとか試行錯誤しながらこなすことができた、という感じです。
英語は小一の時に英会話学校に通って以来勉強してきましたが今まで、翻訳家を目指していたわけでもなくましてや専門学校などで通訳のスキルを勉強してきたわけでもありません。
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なぜ頼まれたか
そんな僕のもとへなぜ翻訳の依頼があったかというと、、、、端的に言って、奥さんが英語圏の出身で英語ができそうということと、僕の職業と関わる分野の翻訳の依頼だったからです。
仕事と並行して英語のクラスを夫婦でやっているのですが、偶然その様子を見ていたお客さんの方から「この人ならできるかもしれない」と思ってご依頼くださったようです。
依頼されたものの相場もわからず。。。。。
困ってしまったのは「おいくらになりますか」と言われた時。
自分の職業の枠内のご依頼であれば「だいたいこれくらいです」というのは言えるのですが、相場なんかも全く知らず。。。。
ウェブで「翻訳の相場」を検索したのは秘密です(笑
そして、大体業界最安値でも1ワード(1英単語)=7円ということを知りました。ある分野に強い翻訳家ならその倍以上は貰っても良いという記述も。
とはいえ、僕は翻訳家としてのキャリアはないので7円よりだいぶお安い値段で受けました。初めてだし、「授業料」という気持ちも含めて。
この業界でご飯を食べている方から怒られるかもしれませんが。。。。。
実際やってみて
ところが依頼された分量が初めての人間に対しては多かったと感じました。たしか、15000文字くらいはあったと思います。
ただ、知らない単語を学ぶ機会にはなりましたし、英語でこういう風に表現するんだぁという発見がありました。向こうでも今続けている仕事を現地向けにやりたいと考えているので、貴重な勉強の場となりました。
しかし、難しかったのは翻訳の原文を執筆した方がネイティブではなかったようで、「英語としておかしい」表現がいっぱいありました。その都度、ダーリンの意見をもらいながら意訳をしていきました。多少、頭を抱えた部分もありましたがなんとか乗り越えたという感じです。
翻訳する時はデスクトップに日本語訳を書いていく用のウインドウと原文のワードのウインドウの2つを並べたり、PCの辞書機能を使ったりして効率向上をはかりました。プロだったらディスプレイを2台並べてなのかもしれません。
辞書はもちろん役に立ちましたが翻訳の内容が専門的だった箇所では辞書で確かな訳語が出ませんでした。その場合は説明的に訳しながらも、原文のテイストを失わないような工夫が必要でした。
個人的な感想:翻訳に必要な能力など
個人的な感想としてはやはりやってみて良かったという気持ちが強いです。上にも書いたように得難い勉強の機会となりました。
また、素人ながら反省も含めて通訳に必要なスキルについても感じたのは以下の3つでした。
忍耐=根気がいる作業なので。机に向かっているとお尻がむずむずする人には向いていないかも。
日本語=これはかなり大きいと思いました。日本語の文章をしっかり組み立てられる能力がないと、妙に英語っぽい語順になったり意味がわかりにくくなってしまいます。
校正=どんなものを書いてもそうですが、必ずミスがあります。特にPCでタイピングをしていると変換ミスがあります。また、後で見直すと日本語としておかしい部分が散見されたので、しらみつぶしに何周かは読み直しました。
僕は家業に関わりながらの自営業ですし、サラリーマンとして固定給があるわけではないのでこうした翻訳の依頼は自分のスキルを上げるためにも良い機会を頂いたと思っています。できる仕事の引き出しがほんのすこしなのかもですが、増えたような気持ちです。
翻訳は意外(?)と楽しい作業でもありました。原文を自分なりに翻訳して日本語にしていく点に楽しさを感じました。また、ご依頼の方によろこんで頂けるのも嬉しいです。今後は翻訳のご依頼があればまたやってみたいと強く思いました。