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多重国籍について国際結婚したぼくが思うこと。

投稿日:9月 15, 2016 更新日:

Photo by Soichi

Hello, mate!

先日、ラジオで二重国籍の問題が取り上げられていました。

ぼく自身は二重国籍ではないし、今のところ外国の国籍を取る予定もありませんが、将来こどもを持った時のためにと以前に調べたことがあります。

 

国籍のことについては当事者でないと手続きの煩雑さであるとか、二国間の制度の違いだとかがわかりにくいのかなと思います。

なんせ、ぼくら夫婦についても「奥さんは日本国籍をとったの?」と質問されることがあるくらいですから。。。。

 

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赤ちゃんの場合は国籍留保=二重国籍に

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日豪国際結婚の場合で、オーストラリアでこどもが生まれると、こどもは現地の市民権を得られる他に日本国大使館に出生届を出す時に国籍留保にチェックをつけると日豪二重国籍となります。

また、日本国籍保持者とオーストラリア市民権保持者が日本で出産した場合も日本の国籍のほか、オーストラリア大使館に書類を出せば赤ちゃんの国籍は日豪両方となります。

 

上記は概要ですので、細かいことは在日豪大使館や在豪日本大使館のHPなどをご参照ください。パートナーの国によっても違いがあると思います。手続きの細かい部分はご自身で調べて頂けばと思います。

ただはっきりしていることは親が日豪カップルの場合、こどもは両国の国籍を持つことが可能なのです。

 

こどもは生まれたての赤ちゃんの状態で自分の意志による国籍選択はできませんが、ふたつの国のどちらかで生きていくことを将来決めなくてはいけない時がくるかもしれません。そうした場合に多重国籍の保持は選択肢を広げることになります。

国際結婚して、多重国籍の子どもがいる友人は「むこうの国は兵役のこともあるけれど、大人になってから本人に選んでほしい」と言っていました。

 

法務省のHPをみると、日本の法律下では基本的には多重国籍を認めていません。

ただ上記のとおり、日本国籍と他国籍の親から生まれた子に関しては両方の国籍を持つことができ、22歳までに一応選ぶことにはなっています。

 

この「22歳までに選ぶ」がくせもので、日本国籍を選択したとしてももうひとつ(人によっては複数)の方の国籍の側で離脱を認めていない、もしくは離脱手続きに非常な時間と労力がかかる場合があります。

日本でずっと育ってきている場合にむこうの離脱手続きを取ろうにも言葉がわからず手続きの仕方がわからない、国籍離脱は非常に困難……ということもあるでしょう。

というわけで実態としては22歳を超えても多重国籍のままの人たちはたくさんいるでしょう。報道では40~50万人といわれています。多くのケースがやむをえない、正当な理由ではないかと想像します。

 

ずっと純日本国籍保持者が外国の市民権を取ると。。。

一方、出生時以外のケースで日本国籍を持つ者が他の国の国籍を取得すると自動的に日本国籍を失います。

例えばぼくがオーストラリアの市民権を取得すると自動的に日本国籍を喪失します。有名人では猫ひろしさんはカンボジア国籍を取得したことで日本国籍を失っています。(想像するに猫さんは既婚者のようですから日本で生活する上では日本人配偶者の在留資格を取得しているのではと思っています。余計な想像かもしれませんが)

 

なかには日本国籍を自動喪失したにも関わらず、隠して日本と他国を行き来する人もいるようです。日本に帰ってくる時に日本のパスポートを使用するのは旅券法違反になるそうです。法律を遵守するという観点からはぼくは良いこととは思えません。

 

またそれとは別次元の話で日本が多重国籍を認めた場合のメリットについて考えることがあります。

例えば、サッカー選手がヨーロッパでプレーする場合、EU圏外の国籍の選手は「チームに何人まで」と決まっています。そのため、少ない外国人枠をどう使うかはチーム運営上、死活問題になります。スペインでは重国籍が認められているのでメッシはスペイン国籍も取得し外国人選手という枠には入っていません。メッシ以外にもロナウジーニョやロベカルなどそうした重国籍の選手が存在していました。

 

多重国籍を認めると人の行き来を活発にする効果があるといえます。メッシはリーグではスペイン、代表ではアルゼンチンと両国に貢献する活躍をしてきました。

反面、多重国籍を認めないとなるとどちらかの国籍を捨てなければいけません。人材の流失につながるケースもあります。ノーベル賞を取った学者が高額な研究費の補助をしてくれるという条件からアメリカ国籍を取得し、日本国籍を失った話が有名です。

優秀な人が海外で長年活躍し、その後日本との間を行き来して日本の社会にも貢献する。非常にメリットの多い話のように考えています。

 

アイデンティティーと国籍をどう共存させていくか

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「国籍とアイデンティティーはまた別の問題」という考えをぼくは持っています。日系人の話を聞くと彼らのアイデンティティーが日本にあることがよくわかります。日本国内であっても日本人であると同時に「関西人」だったり、「九州人」だったり、「道産子」だったり複合アイデンティティーを持っているのが自然なのではないでしょうか。国籍はひとつの「地位」だという話はなるほどと思いました。

最近話題となった多重国籍を持つ議員へのバッシングから、他方で国籍とアイデンティティーが同一であることに強く固執する考えがあることも改めて知りました。

「私は日本人です。日本を愛しています」という議員の釈明(?)のセリフにはうすら悲しさを感じました。そう言わなくてはいけない「空気」だったのでしょうか。バッシングに火がついた原因は日本を愛しているか、あるいは忠誠があるかどうかという話ではなく説明が二転したことではなかったでしょうか。

2つの国に出自がある政治家は貴重な存在ですからもっと実務的に、毅然とした対応を取って欲しかったなというのが率直な気持ちです。

 





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