Hello, mate!
日本で「オーストラリアのどこへ行くの?」と訊かれて「メルボルンです」と言ってもなかなかピンとくる人は少ないみたいです。
日本でのオーストラリアのイメージといえばエアーズロック(ウルル)だったり、グレートバリアリーフだったり、コアラとワニがいるケアンズの熱帯雨林だったりするのかもしれません。
でも、日本からメルボルンへは直行便がありますし、12月からはクウォンタスが成田ーメルボルン線を就航させました。
まったく直行便がなく日本とは縁がないというわけでもないのです。
とはいうものの、海や山のアクティビティをするというイメージをメルボルンに抱く人はいないのかもしれません。
どちらかといえば、メルボルンは美味しい飲みものや歴史ある建物が並ぶ「大人な街のイメージ」です。
この「大人な街のイメージ」は多少ガイドブックからは伝わりにくいところがあって、日本の書店に並んでいるメルボルン関連のガイドブックには必ずペンギンの写真とともにフリップ島の案内が載っています。でも、フィリップ島はメルボルンの市街地からは実は遠くて簡単に行ける場所ではなりません。たぶんペンギンの方がキャッチーなのでしょうね。
大人な街、メルボルンを経験できるのは主には市街地です。ちょっとベタだけれども初めて足を踏み入れた人におすすめのメルボルンの市街地の見どころを自前の写真とともに紹介します。
スポンサードリンク
地図でメルボルンを把握してみよう
メルボルンの中心部(シティ)は主にヤラ川の北側に位置しています。
①フリンダースストリート駅
②ホイザーレーン
③聖パウロ聖堂
④ブロック&ロイヤルアーケード
⑤フィッツロイガーデン
A 州立美術館
B Shrine of Remembrance
C 王立展示場
① Flinders Street station フリンダースストリート駅
メルボルンのシンボル的な存在。
向かい側の聖パウロ聖堂から記念写真を撮る人をよく見かけます。ダーリンの実家があるメルボルンの東部からシティに行く場合はこの駅かメルボルンセントラルをよく利用します。
メルボルンセントラルがよりショッピングに近く、こちらは美術館やストリート・アートなどに近いです。
② Hosier Lane ホイザーレーン
フリンダースストリート駅から歩いて3分くらいです。ACMI(オーストラリア映像センター)の道路を挟んで向かい側です。
描かれている絵はいつも塗り替えられてアップデートされていますから、行くたびに新しい絵を楽しめます。ここに来るとメルボルンに来たという気持ちになります。
③ St Paul’s Cathedral 聖パウロ聖堂
フリンダースストリート駅の斜め向かいにある歴史ある聖堂です。
建立は1891年。ロンドンのウェストミンスターを彷彿とさせる内装です。
A. NGV(National Gallaly of Victoria) 州立美術館
常設展内の近代美術の企画がいつも楽しくて好きな美術館のひとつです。
常設展は無料なので、気軽に訪れることができます。入り口のガラスには水が流れていて、触れて遊ぶ子どもの姿があります。日本の多くの美術館と違って体験型で、子どもから大人まで楽しめます。
B. Shrine of Remembrance
戦没慰霊のための施設です。建物は風格を感じさせる佇まいです。
市街からは歩くので、便利に行きたい人はトラム(路面電車)がおすすめです。
メルボルンを一望できる丘の上にあります。天気がよければ、観覧のあとに公園を散策しながらシティに戻るのも楽しいです。
④ Block Arcade/Royal Arcade ブロック&ロイヤルアーケード
ブロックアーケードちょっと迷子になりそうなところも含めて楽しめます。ウインドウに並んだお菓子とかスーツとかはがきとかを眺めているだけでも楽しいひと時を過ごせる場所です。
ロイヤルアーケードは、ブロックアーケードよりはこじんまりとした印象です。おしゃれなカフェやおもちゃ屋さん、オカルトグッズのお店など洗練された雰囲気。ツートンのタイルの床と奥の時計がシンボルです。
⑤ Fitzroy Garden フィッツロイガーデン
シティの東側にある公園。アクセスはトラムを利用する他はParliament駅からが便利です。
広い公園のなかにはクックのコテージがあります。世界中を航海したクック船長のお家だったところです。
かわいらしいコテージとちょうどよい広さのガーデンが魅力です。ガーデニング好きな人は必見です。
C. Royal Exhibition Building 王立展示場
1880年に完成し、19世紀末から20世紀初頭にかけて建てられた国際展示場のなかで唯一完全な形で残った建築物で、2004年に世界遺産に登録されました。大きさと威厳ある風格に圧倒されます。
建物の裏側にはMelbourne Museumがあります。オーストラリアの歴史に興味のある人にはそちらへ足を運んではいかがでしょう。
メルボルンは歴史とアートを感じられる街
市街地だけでも見どころはいっぱいあります。
もちろん、フィリップ島までペンギンを見に行くのも楽しいでしょうが、シックで伝統を感じられるシティを散策してみるのもおすすめです。移動はトラムが市街地のみ無料ですから、うまく活用してシティ散策を楽しんでみてくださいね。
これからメルボルンを旅する人の参考になればうれしいです。
では。