メルボルンの中心部から東南あたりに位置するPrahranという地域があります。
Prahran
我が家では「パラーン」もしくは「パラン」のように発音しますが、Prahranに住んでいる友人(インド出身)は「パラハラン」のような発音をするのでネイティブのメルボニアン以外にはちょっとまぎらわしい地名なのかもしれません。
かくいうぼくもはじめてその地を踏んだ時は「これなんて発音するの?」と戸惑ったものです。
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元は下町、今はトレンディな町に
先日、ANZAC DayにPrahranを訪れました。というのもPrahranは義理の祖母の家があるので、おばあちゃんに会いに行ったのでした。
ちなみにPrahranの現在どんな感じの町かというと、「トレンディ」と形容されることが多い若者で賑わう町です。カフェやクラブが点在していて、日中はショッピングでも賑わいます。日本でいうと、代官山と下北沢をミックスしたような感じでしょうか(?)
今でこそトレンディな町ですが、義理の両親に寄ると昔はギリシャ系の人たちが多く住んでいた下町だったそうです。今ではリッチな人たちや流行を追う人が住んでいて物価も高めとか。
また、日系スーパーもありますので、日本の食品が手に入ります。
あいにくの雨
おばあちゃんに会った後にPrahranのメインストリート、チャペルストリートに繰り出したのは良いのですが、あいにくの雨でした。しかもANZAC Dayなのでお店の多くは閉まっているし、カフェは混んでいて入れませんでした。
ということで、「じゃあ帰ろうか」と駅に向かって歩きはじめました。
雨足は緩んだものの駅への道をフードをかぶりながら歩いていると1軒のカフェが目にとまりました。
テラスハウスを改築して作ったようなおしゃれな感じのカフェ。
Prahranにはモダンなアパートも多くありますが、かつての下町の名残を残すようなテラスハウスがあちらこちらにあります。このカフェは昔ながらのテラスハウスをおそらくは改築したものなのかもしれません。
建物の可愛らしさもありましたが、バルコニーの席で楽しそうにランチを食べている人たちを見て入ってみることにしました。
店内の雰囲気
店内は照明が暗めで、内部も昔ながらのテラスハウス風。壁にはユニークなペインティングが飾られて、おそらくは裏庭に続く店の奥の席は明るい日差しを感じられる空間のようでした。
ぼくらは出口にほど近い丸テーブル座席に座って、いつもどおりロングブラックを注文。
ちょうどお昼どきでお腹がすき始めていたので、妻は抹茶ワッフル、ぼくも本当は抹茶ワッフルが良いなと思ったのですが、かぶるとつまらないと思ってスマッシュドアボカドを頼みました。これが後悔の元となりました(笑)
紅しょうがが乗った衝撃の味
さて、いざ頼んだアボカドが運ばれてきました。
バケットのスライスの上にアボカドのペースト。うえにベネディクト、そして薄いピンクのひらひらが乗っています。隅にはマヨネーズが配されている格好です。
見た目の第一印象としては美味しそうでした。
色鮮やかで、可愛らしい感じ。
しかし、この薄いピンクのひらひらが誤算でした。
これはご覧の通り紅しょうがでした。これと、アボカドとマヨネーズのコンビネーションが個人的は「珍味」といえる味だったのです。
アボカドとマヨネーズのまろやかさと紅しょうがの酸味が口中で戦ってしまいました(笑)というわけでなんとも形容し難い味覚を得ました。
一方、ダーリンの頼んだ抹茶ワッフルは大変美味しかった模様。
ロングブラックは美味しかったし、カフェの空間も好きだったので、また来たいですが次は抹茶ワッフルを頼むと思います。
でも、またこのカフェに来る理由ができましたし、珍味を味わえたことも得難い経験と思えば良いのかもしれません。間違いなく日本じゃ味わえないでしょうし。
オーストラリアのカフェでは写真付きメニューがないぶん、品書きから味を想像する能力を必要とされると改めて思いました。
繰り返しますが、カフェは店員さんも良い感じで良いところだと思ったので好きになりました。
紅しょうがや抹茶など日本の食材が印象的なお店です。
また、足を踏み入れたいと思います。
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